きんぴらごぼうにはゴボウのほかにニンジンが入るものと思い込んでいた。母親もニンジンを入れていた。カミさんの作るきんぴらごぼうもそうだった。自分で作ってもそうだった。ゴボウだけのきんぴらごぼうとは考えたこともなかった。『男子食堂』という男性向け料理雑誌にこのゴボウだけのきんぴらごぼうが載っていて、見るなりこれだと思いヒントをもらった。たしかに、このきんぴらごぼうはゴボウの旨さがきわだっている。ゴマとか鷹の爪とかを加えたくなるけど、いまはストイックにゴボウだけに徹したい。
この料理も大目に作って冷蔵庫にストックしておく。大量に食べる料理じゃないので、食事ごとに少しづつ出して食べている。
[材料]
ごぼう(たわしでこすって水洗いして、横に4〜5センチにの長さに切り、それを細く縦に切る。全部切ったら、ボールに水を入れ、そこに5分間さらっす。ゴボウの風味が流れるので水はとりかえない)
ごま油(適量)、醤油(適量)、味醂(適量)
[作り方]
1. 水をよく切ったゴボウをごま油をひいたフライパンに入れ、よく炒める。ここは時間をかけてじっくりと炒める。食べごろのやわらかさになるまで炒める。
2. ゴボウがしんなりし、食べられるやわらかさになったら、醤油と味醂を入れて、汁気がなくなるまで炒め合わせて出来上がり。